Windowsローカルアカウントのパスワード忘れ、もう焦らない!
「Windowsにサインインしようとしたら、パスワードが思い出せない…!」
そんな経験、ありませんか?特に久しぶりに使うPCや、設定したパスワードが複雑すぎた場合など、パスワードを忘れてサインインできなくなるのは非常に困りますよね。
業務で利用しているPCであれば、作業が完全にストップしてしまい、大きな損失につながることもあります。
この記事では、Windowsのローカルアカウントにパスワードを忘れてサインインできなくなった際に、「セキュリティの質問」を利用してパスワードをリセットし、再びPCにアクセスできるようにする具体的な手順を解説します。
いざという時に困らないよう、この記事でしっかりと対処法を身につけておきましょう。
対象となるアカウントについて:ローカルアカウントとMicrosoftアカウント
Windowsを利用する際、主に以下の2種類のアカウントを使用します。
- ローカルアカウント: そのPCでのみ有効なアカウントです。パスワードはPC本体に保存されます。
- Microsoftアカウント: オンラインサービスと連携するアカウントです。OneDriveやOutlookなど、Microsoftの様々なサービスで共通して利用でき、パスワードはMicrosoftのサーバーで管理されます。
本記事で解説する手順は、「ローカルアカウント」のパスワードリセットに特化しています。
Microsoftアカウントのパスワードを忘れた場合は、MicrosoftのWebサイトからオンラインでリセットする手順となりますのでご注意ください。
パスワードリセットの前提条件:セキュリティの質問
「セキュリティの質問」を利用してパスワードをリセットするには、事前にローカルアカウントにセキュリティの質問を設定している必要があります。
Windows 10 バージョン 1803以降、ローカルアカウントを作成する際にセキュリティの質問を設定するよう促されます。通常、この設定をスキップしていなければ、利用可能です。
もしセキュリティの質問を設定していない場合は、後述の「セキュリティの質問を設定していない場合の対処法」をご覧ください。
「セキュリティの質問」を利用したパスワードリセット手順
それでは、具体的な手順を見ていきましょう。PCのサインイン画面から操作を行います。
ステップ1: サインイン画面での操作
パスワード入力欄が表示されているサインイン画面で、誤ったパスワードを入力してEnterキーを押します。
すると、「パスワードが正しくありません。入力し直してください。」といったメッセージが表示され、その下に「パスワードをリセットする」というリンクが表示されます。このリンクをクリックしてください。
(※PCの環境によっては、最初からパスワード入力欄の下に「パスワードをリセットする」リンクが表示されている場合もあります。)
ステップ2: セキュリティの質問への回答
「パスワードをリセットする」リンクをクリックすると、事前に設定しておいたセキュリティの質問が表示されます。
質問は通常3つ設定されていますので、それぞれの質問に対して正しい回答を入力し、Enterキーを押すか「次へ」ボタンをクリックします。
- 「ペットの名前は?」
- 「初めての車のメーカーは?」
- 「初めての勤務先は?」
など、設定した内容によって質問は異なります。大文字・小文字の区別や、入力ミスがないよう注意して入力してください。
ステップ3: 新しいパスワードの設定
すべてのセキュリティの質問に正しく回答できると、新しいパスワードを設定する画面が表示されます。
- 「新しいパスワード」の欄に、今後使用したい新しいパスワードを入力します。
- 「パスワードの確認入力」の欄に、上記と同じパスワードを再度入力します。
入力が完了したら、「次へ」ボタンをクリックします。
(※パスワードは、推測されにくい複雑なものを設定することをお勧めします。大文字、小文字、数字、記号を組み合わせ、8文字以上が理想的です。)
ステップ4: サインインの確認
新しいパスワードの設定が完了すると、サインイン画面に戻ります。
ここで、先ほど設定した新しいパスワードを入力して、PCにサインインできることを確認してください。
無事にサインインできれば、パスワードのリセットは成功です!
セキュリティの質問を設定していない場合の対処法
もしローカルアカウントにセキュリティの質問を設定していなかった場合、上記の方法ではパスワードをリセットできません。その場合の対処法をいくつかご紹介します。
1. パスワードリセットディスクの利用(事前作成必須)
パスワードリセットディスクを事前に作成している場合は、それを利用してパスワードをリセットできます。これはUSBメモリなどに保存しておくものです。
作成手順(Windows 10/11の場合):
- サインインできる状態で、検索バーに「パスワードリセットディスクの作成」と入力し、開きます。
- 画面の指示に従い、USBメモリを挿入してディスクを作成します。
このディスクがあれば、セキュリティの質問がなくてもパスワードをリセットできます。
2. 別の管理者アカウントからのパスワード変更
もし、そのPCに別の管理者権限を持つアカウントでサインインできる場合は、そのアカウントからパスワードをリセットしたいローカルアカウントのパスワードを変更できます。
手順:
- 管理者権限を持つ別のアカウントでサインインします。
- 「スタート」ボタンを右クリックし、「Windows Terminal (管理者)」または「コマンドプロンプト (管理者)」を選択して開きます。
- 以下のコマンドを実行します。
net user <ユーザー名> <新しいパスワード>例:
net user TanakaPiyo PiyoPass123!<ユーザー名>にはパスワードをリセットしたいアカウントのユーザー名を、<新しいパスワード>には設定したい新しいパスワードを入力してください。 - コマンドが成功したら、対象のローカルアカウントで新しいパスワードを使ってサインインできるか確認します。
3. 最終手段: Windowsの再インストール
上記のいずれの方法も利用できない場合、残念ながらWindowsを再インストールすることが最終手段となります。この場合、PC内のデータがすべて消去される可能性があるため、事前にバックアップを取っていない場合はデータが失われます。
この事態を避けるためにも、普段からのバックアップと、パスワード管理の徹底が非常に重要です。
パスワード忘れを未然に防ぐためのヒント
一度パスワードを忘れてしまうと非常に手間がかかるため、未然に防ぐための対策を講じることが重要です。
- パスワード管理ツールの利用: LastPassや1Passwordなどのパスワード管理ツールを利用すれば、複雑なパスワードを安全に管理できます。
- セキュリティの質問の適切な設定と保管: 忘れないような回答を設定し、必要であればメモを安全な場所に保管しましょう。
- Microsoftアカウントへの切り替え検討: Microsoftアカウントであれば、オンラインでのパスワードリセットが可能で、複数のデバイスで設定が同期されるなど利便性が高まります。
- パスワードリセットディスクの作成: 万が一に備え、USBメモリなどでパスワードリセットディスクを作成し、安全な場所に保管しておきましょう。
まとめ
Windowsのローカルアカウントのパスワードを忘れてサインインできなくなった場合でも、「セキュリティの質問」を事前に設定していれば、比較的簡単にパスワードをリセットして復旧できます。
しかし、セキュリティの質問を設定していなかったり、回答を忘れてしまったりした場合は、より複雑な手順や、最悪の場合データ損失のリスクを伴う再インストールが必要になることもあります。
この記事で紹介した手順と、パスワード忘れを未然に防ぐためのヒントを参考に、日頃から適切なパスワード管理を心がけ、安心してPCを利用できるようにしましょう。


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